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まぎのPC話

第1回 PCと私(その1)

PCとの出会い:富士通 FM-Rシリーズ


私が本格的にPCを使うようになったのは大学1年の時である。 その前まで、友人宅で触らせてもらったことはあったが、ゲームしかしなかった。 (まぁ、当時PCを使うには相当な知識が必要であったから仕方ないかもしれない) 私が在籍した社会情報学部では、講義でPCを使用していた。 まぁ半分は情報系なのでPCのスキルは不可欠であったから。

生まれて初めて使ったPC機体は、富士通製の「FM-R」シリーズであった。 当時の私は、PCといえばNEC製の98シリーズしか知らないアマちゃんだったわけで、 (いや、ちょっと違うかな。富士通製の「FM-TOWNS」とか名前だけは知っていたし) 当然のごとくFM-Rなんて知らなかったのである。

そのFM-Rで最初に使ったソフトはタイプ練習ソフト「QuickType」。 画面に表示された文字をただ打っていくだけのシンプルなものであるが、皆でハマっていた。 今でこそグラフィカルな物が増えたタイプ練習ソフトだが(「○斗の拳」なんてのもあるね)、 このようなシンプルなソフトで覚えた私らは、やはりDOS世代なのだろうか? 未だにタイピングソフトのことを「くいっくたいぷ」と呼んでしまうのはここからきてるんだろう。 (これは私だけではない。当時の学友たちのほとんどが使っていた言葉なのだ)

最初に実習らしいことで使ったソフトはワープロソフトの「OASYS」。 ワープロ専用機くらいは使ったことがあった私だが、はっきりいってOASYSは「使いづらい!」の一言だった。 挿入とか削除とかの処理が、他のワープロとはかなり違う手法を取っていたのだ。

話はちょっとずれるが、1年後にワープロの研修を受けた時のワープロ機もOASYSだった。 このキーボードがまた使いにくいこと。 通常のキーボードならBSがあるべきところになぜか違うキー(何の機能だか忘れた)があって、 削除しようとしてよく間違えて押してしまったものである。

話をPCに戻そうか。

この実習で、私は将来必ずOASYSだけは使わないだろうということを確信した。 現在、ワープロといえばMS-Wordを使ってるが、これもまたしっくりこない。 かつては一太郎を使っていたが(Ver.5までは使ってた)、最近のは使う気も起きない。 普段はviクローン(テキストエディタね)を使う始末である。 誰かもっといいワープロソフトを作ってくれないものだろうか? おっと、これまた今の話には関係無いな、話を戻そう。

次にきたのがロータス1-2-3。いわゆる表計算ソフトだ。 ワープロの次は表計算。今にして思うとかなりベタベタ路線なのだが、当時の私が知る由も無い。 表計算というジャンルをまるで知らない当時の私だったが、やってることを理解していたかは疑問だ(笑) 現在はMS-Excelを使っているが、ワープロ代わりにドキュメント作成に使っている。 (エクセルの表をあとからワードに貼り付けるのだ) あとはテストデータの比較とか、家計簿くらいだろうか(笑) 当時の実習が多少なりとも役に立っている…のだろうか?

次は開発言語のBASIC。今の私の運命を決定付けたと言っても過言ではない実習だ。 ここで学んだプログラミングにハマった私は、当時付き合っていた恋人にフラれるくらいPCにのめりこんでいくのだ。 ここでハマってなければ、今のプログラマーとしての私はいなかったわけで。 そう思うと、人の運命なんてどう転ぶかわからないものだ。

そんなこんなで、約3年ほどお世話になったFM-R。 当時のMS-DOS機としては性能は高かった方ではないだろうか? (DOSのくせに1024×768の解像度を実現していたし。) ともあれ、この機種から私のPC生活が始まったわけだ。

おまけ
ということは、だ。
私のPC歴は5年半とちょっとというわけか…(執筆時)
年月が過ぎるのは早いものだねぇ…

(1999/11/25)

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