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まぎのPC話

第6回 PCと私(その6)

挑戦と挫折?:オリジナルPC Hey01 ~組み立て編~


~前回までのあらすじ~
所有していたPC98君がもはや限界と感じた私は、新しいPCを組み立てるべく、 会社の同僚を巻き込んでパーツを探す旅に出た。 無事(?)パーツをそろえた私は、帰宅後、組み立て始めるのだった。


同僚から約束のグラフィックボードを受け取り、早速組み立て始めることにした。 本屋で買った組み立て方の解説本とパーツのマニュアル(英語)を見ながら、必死に組み立てる。 実際の組み立ては、プラモデルを組み立てているような感覚だった。

まず、CPUにクーラーをとりつけ、マザーボードに挿す。 次に、メモリをスロットに取り付ける。この辺までは楽勝。

CPUのクロック数に合わせてマザーボードのジャンパーピンを設定する。 この辺はよくわからなかったが、マニュアルを穴が空くくらい眺めて、どうにか成功。 現在はマザーボードのマニュアルも日本語版が多くなっているが、当時は英語が当たり前だった。 今でも、最新版は英語マニュアルが多いんじゃないかな? (最近、マザーボードを買ってないからわからない)

マザーボードをケースに取りつける。 普通なら全然簡単なこの工程で、めちゃくちゃ苦戦した。 あろうことか、ケースにうまく取り付けられないのだ。 何度か試して、ようやく取りつけられた。この工程だけで1時間くらいかかったのではないだろうか?

ケースから伸びてきている線をマザーボードに接続する。 これは、電源スイッチ、リセットスイッチ、HDDアクセスランプ、スピーカ(ビープ)用。 それぞれ所定の場所へ差さなければならないのだが……これがまたわかりにくい。 ここだろう!と思われるところへ差す。

CD-ROMとHDDをケースに取り付け、ケーブルをマザーボードに差す。 ここでアクシデント発生。IDEケーブルが1本しかなかったのだ。 解説本によれば、HDDとCD-ROMは別々に繋げた方が良いらしい。 (理由は、HDDがUltra-ATAを使えなくなるから。遅い方に引っ張られるんだよね) だが、ケーブルは1本しかない。仕方なく、1本のIDEケーブルでHDDとCD-ROMを並列で繋げる。

次にFDDを繋げるわけだが…。 あ、あれ?FDDをつなぐフラットケーブルが無い……(汗) どうやら、FDDのケーブルは添付されていなかったようだ。 とほほ…明日、買いに行くか…。その日の作業は終了。

翌日。FDD用フラットケーブルとIDEケーブルを買いに行く。 他に足りないものはなかったか確認。もう特にないようだ。

帰宅後、作業を再開。 買ってきたIDEケーブルをCD-ROMに繋ぐ。 FDDも同様に繋げる。

サウンドボードをPCIスロットに、借りたグラフィックボードをAGPスロットに挿す。 サウンドボードとCD-ROMをケーブルで繋ぐ。 (これをしないとCDが聴けないのだ)

さて、準備完了!電源を差して…。ディスプレイは、とりあえず98のを使用する。 会社で作った窓98起動FDをFDDに挿入して…スイッチON! ……あれ?画面が表示されない。おかしいなぁ……?どこか間違えたのだろうか? と、DOS画面が日本語になるタイミングで画面が現われた。 どうやら、英語版の時は画面に表示できないらしい。 そう。私の98ディスプレイは使いまわしができないようなのだ。

英語画面が表示されないとなると、BIOS設定ができない。 結局、ディスプレイを買わないとこのPCは使えないのか…なんてことだ。

後日、給料が出てすぐにディスプレイを買いに行ったのは言うまでも無い。

= つづく =

おまけ
新しく買ったディスプレイは17インチCRT。値段は約5万円だった。
このディスプレイを、切り替え器を使用してPC98でも使えるようにしようと考えた。
で、切り替え器とディスプレイケーブルを購入し、いざ、PC98に繋いでみると…
PC98のDOSでは表示されなかった。PC98には未対応だったらしい。
現在、私の部屋にはディスプレイが2台並んでいる。はっきり言って邪魔だ。

(1999/11/27)

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