~前回までのあらすじ~
所有していたPC98君がもはや限界と感じた私は、新しいPCを組み立てるべく、
会社の同僚を巻き込んでパーツを探す旅に出、必要なパーツを揃えた。
苦戦しつつも2日がかりで組み立て、ディスプレイを買い、故障を乗り越えた。
マザーボードを交換してから、なぜかLANボードが挿せなくなってしまった。 物理的にではない。ソフト的にダメらしい。 使えない理由がわからないまま、LANボードはあきらめた。
これは後日談であるが、USB接続でLANが使えるようになるアダプタを発見。 10Base-T用とちょっと遅いが、家庭内LANならまったく問題なし。 こうして現在、自作PCのLANは復活し、メビウスとデータ交換できるようになった。 たまにLANが認識できないことがあるが、依然理由はわからず。 ネットワークには弱い私であった。
サウンドボード、マザーボードと交換したころ。 ちょうど年末のボーナスが出た頃であったので、ここぞとばかりに拡張していった。
最初は、第7回でも述べたがサウンドボードをSoundBlaster Live!に換えた。
しばらくはこのボードのみでOKだ。 というのも、Live!系のボードはLiveWareと呼ばれるソフトを更新するだけで、性能がUPされるのだ。 そう考えると結構お得な買い物であった。次は、アイオメガ製のビデオキャプチャキット「Buz」を購入。 これは、ボードから伸びたBOXにビデオ端子がついていて、そこからビデオ映像をPCに取りこむという代物。 このボード、Ultra-SCSIも兼ねていて、まともに動けばこれまたお得なはずだった。
そう。まともに動けば。
私の自作PCでBuzはまともに動かなかったのだ。 いわゆる静止画キャプチャリングはできたのだが、肝心の動画キャプチャができなかった。 後から仕入れた情報によると、Buzはかなり相性問題が激しいらしい。 私のPCの何かの機器とBuzの相性は悪かったようなのだ。 現在、私の「Buz」は箱の中で静かに眠っている……
CD-Rドライブを購入したのもこの頃だった。 当時(現在も、であるが)HDD以外の記憶媒体は、PC98時代に使っていたZip100のみだった。 私のHDDは9GBあるので、バックアップを取るときに100MB の媒体しかないのは辛かった。 そこで、CD-Rを購入することにしたのだ。
別にMOでもよかったのだが、この時の私は、携帯できる音楽機器がCDウォークマンしかなかった。 テープ用のウォークマン、およびMDウォークマンが壊れてしまったためである。 ならば、音楽CDを編集して作成できるCD-Rがあったら便利だなぁと思って購入したのだ。
現在、私のCD-Rドライブは会社PCに繋がっている。 普段、会社にいる時間の方が長いので、バックアップファイルはメビウスに保存し、 会社でCDを作ってしまった方が無駄な時間が省けて良いからだ。 (もちろん、定時外におこなっているが。)
会社に置いたことによるデメリットもある。当初の目的のひとつであった音楽CD作成ができないのだ。 (もちろん、やろうと思えばできないことはないのだが…ちょっと恥ずかしいものがある。)
内蔵モデムを購入したのは翌年2月の上旬。 家でインターネットに繋げたいなぁと購入した。値段は約8000円。
確かに内蔵モデムは安いし手軽なのだが…。 これからモデムを買おうという人に言おう。多少高くてもいいならば外付けにしなさい。 内蔵モデムって実はあまりよくないというのが私の感想だ。 理由はそのうち述べることにするが、モデムは外付けの方が良いと思う。
でも、最近のメーカー製PCにはすでに内蔵モデムが付いているケースが多いようだ。 そういう人達には、無理に「外付けを買え!」とは言えないが。 (お金がある人はISDNを引けるから、モデムじゃなくてTAなんだろうけどね。)
おまけ
現在の我が自作PCの裏側をみると、とんでもない状態になっている。
拡張スロットはすべて埋め尽くされ、マザーボード上のUSBスロット2つにも空きがなく、
空いているのはシリアルポートのみ。
そのうち、シリアル2の方は内蔵モデムのIRQ確保のためBIOSで殺してあるのだ。
もはや、私の自作機で拡張できるところは5インチベイ2つのみ…
こんな私が省スペース型PCやマイクロタワーPCなど使えないのは目に見えている(笑)