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まぎのPC話

第14回 マシン購入について

よく訊かれる困った質問

最近困ること。
それは、PC初心者に「どのパソコン買えばいいの?」と訊かれること。 そんなの、我々が知りたいくらいです(笑) あまりに漠然としすぎているので教えるのが難しい。 (マックが欲しいという人には楽チンだけどね。選ぶ機体が少ないもの) で、一応どんなのが欲しいのか訊ねると…

その1.
ん~、とりあえずインターネットができるヤツかな?
はっきり言います。最近はどのマシンでもネットくらいできます。 今はゲーム機や携帯電話でもインターネットに接続できる時代です! 以上!

その2.
ワープロとか…仕事で使えるヤツがいいな。
上記同様、どのマシンでも、ワープロソフトがあれば使えます。 最近のマシンはすでにバンドルされているケースが多数です。 無くてもソフトを別に買えばいいだけの話です。 以上!

その3.
とにかくいいヤツ。友人たちに自慢したいんだ。
これを聞いた時は、なんか妙にムカツイた!(実際、言われた) そんなヤツは、とにかく高いマシン買っとけ! そういう輩ほどPCなんぞ使わない(使えない)ものなのだが…。 (あ、でも使わないんじゃ高価なマシンは勿体無いなぁ。)

これらのような質問をよくされる。(私に言わせればその3なんぞ論外!) インターネットやワープロなんて、どんなマシンでもできてしまうものなのだ。 (まぁ、あまりボロいと古いOSしか動かないという欠点が出てくるが。) かといって、安いマシンならいいのかといえばそうでもないみたいだ。 DOS/VかMacのどちらを買えばいいのかくらいしか教えられないケースだ。 (よほどのことがない限りDOS/Vを勧めている。Macって特殊だし)

これならまだ「ゲームしたいんだけど…」と訊かれる方がマシ。 最近のPCゲームってやたらとマシンパワーを食うのである。 どんなゲームをやりたいかによるけど、大体ハイスペックマシンになってしまう。 (特にグラフィック面。3Dバリバリのゲームならなおさら) だから、安くてもパワーが無いマシンはお勧めできない。 逆にネットやワープロでしか使わないなら、パワーはそんなにいらないはず。 それこそ、10万を切るような激安マシンで十分だと思う。 (あくまでそれしか使わないという人のみ。あとで文句言われても困るし)

でも、まともな(?)購入目的が出てくるのはまだいい方みたいである。
友達みんな持ってるし、持ってないと取り残されそうで…
なんてのもあるらしい。まぁありがちかもしれないけど。 (こういうのは私自身は聞いたこと無い。幸いだった。) これ、どうしたものだろうか?ある意味その3よりタチが悪い。 購入後、何に使われるのかサッパリわかんないからだ。 私の考えとしては、入門機は安いマシンがいいと思うんだけど…。 (高価なマシンより後悔する度合いが低いと思われる)

当然私が初心者だった時もあるから人のこと言えないのだが、 私は購入時から使用目的は固まっていたから、人に聞けばそれなりに教えてもらえた。 PC欲しいなら我々に聞くのもいいけど、ただ「欲しい」じゃわからないから、 もうちょっと目的を固めてくれると、アドバイスを言えることもできると思う。 実は私は、メーカー製PCには詳しくないから正確な回答はできないのだが。

おまけ
本当のPC初心者にはお勧めできないが、本当ならPC-AT互換機(DOS/V機)は一度組み立ててみることをお勧めしたい。
私の経験談は第5回~第8回で述べたが、いろいろ失敗もするし、結果的に高くつくこともあるが、
PC内の仕組みを知ることもできるし、ちょっと調子が悪くなっても自力で直せるようになる。
何より、組み立てることにより自分が使いたいようにカスタマイズできるところがいい。
ある小学校では、授業の一環としてPC組み立てをやったそうだ。PCの組み立てというのは結構簡単なのだ。
PC自作で難しいのは組み立てではなく、どのパーツを使うか選ぶことだと思う。
(特に最近は自作派が多いため、それ関連の書籍も多く出ているので、情報も簡単に手に入る。)
ぜひ、トライしてみてはいかがであろうか?

(1999/12/08)

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